おむつ支給サービスについて自治体ごとの取り組みを比較してみた

介護あれこれ

高齢者介護のおむつ事情

要介護者を自宅で介護しているご家族にとって、実際の介護と同じくらい大事なのがお金の問題。

できるだけ負担を軽くしていつまでも介護してあげたいですよね。

そのために介護保険があります。サービスを受けた後に収入に応じて1~3割の実費負担をするのが介護保険です。

ただ、それだけではカバーできないこともあります。例えばオムツ代です。毎日オムツ交換が必要だったとすると一日3回は交換する考えると一月で90組のおむつやパットが必要になります。意外とかなりの出費です。

そこで各自治体が介護保険のサービスでは賄えないおむつ代の補助をしてくれる自治体があります。それぞれの補助金額や対象となる条件については各自治体で違いがあるので今回は3自治体の取り組みをご紹介したいと思います。

結構同様のサービスを実施している自治体は多いので、同じようにおむつ代について悩んでおられる方は自分の自治体では同様のサービスを実施していないか相談してみるのもよいと思います。

それでは行ってみましょう!

札幌市

おむつサービス

月1回、上限額(6,500円)の範囲内で、おむつを宅配します。

対象者:在宅の40歳以上の要介護認定者で、札幌市内に居住し、かつ住民票がある方で、次の1・2のいずれかに当てはまる方

  1. 要介護4〜5の方で、要介護認定の認定調査票の「排尿」又は「排便」のいずれかの項目が「全介助」となっている方
  2. 要介護3の方で、次のいずれにも当てはまる方
  • 認定調査票の「認知症高齢者の日常生活自立度」の項目がIII以上の方
  • 認定調査票の「排尿」又は「排便」のいずれかの項目が「全介助」となっている方

利用料:かかる費用の1割に相当する額(生活保護を受けている方は無料です。)

お問い合わせ先:お住まいの区の区役所保健福祉課

要介護3から利用できますが、認定調査票の排尿、排便項目が前介助であることが条件となっていることや、認知症高齢者の日常生活自立度などが利用の条件となっています。一月6.500円を上限としておむつ代金の1割の支給があります。6,500円までのおむつ代なら650円でよいということ。

福岡市

概要

寝たきりなどによりおむつが必要な方に,おむつを定期的に配送し,その費用の一部を助成することにより,本人及び介護にあたっている家族の介護負担を軽減し,高齢者福祉の増進を図ります。

内容

利用者は各区福祉・介護保険課にある「納入業者一覧」から,希望の業者を決めて申込みを行います。選んだ業者が,おむつを毎月宅配します。

対象者

福岡市の介護保険被保険者(福岡市に介護保険料を納めている人)で,介護保険における要介護3から5と認定されたおむつが必要な人

申請できる人

対象者ご本人の方
代理人による申請も可能ですが,代理の方の本人確認書類をご持参ください。

利用料(費用)

(介護保険料段階)利用世帯の階層区分
段階階層区分助成額(月あたり) 
利用者負担率助成限度額 
第1段階【A】:生活保護受給者,支援給付受給者
    市民税世帯非課税の老齢福祉年金受給者
0%6,000円 
【B】:市民税世帯非課税で本人の課税年金収入額と合計
        所得金額の合計が80万円以下
10%5,400円 
第2・3段階市民税世帯非課税で本人の課税年金収入額と合計所得金額の合計が80万円を超える10%5,400円 
第4・5段階市民税世帯課税で本人が市民税非課税40%3,600円 
第6・7段階本人が市民税課税で合計所得金額が200万円未満65%2,100円 
第8段階本人が市民税課税で合計所得金額が200万円以上300万円未満90%600円 
第9から第13段階本人が市民税課税で合計所得金額が300万円以上100%0円 

※第1段階のA,Bという区分は,当該事業独自の区分になります。
※利用者は,申込金額に上記の利用者負担率を乗じて算出した金額を負担して頂きます。ただし市が負担する金額には右欄の上限(助成限度額)があるため,上限を超える額は利用者に負担していただきます。

申請方法

各区保健福祉センター福祉・介護保険課にお申込みください。

要介護3以上であれば特別条件なく利用できます。ただ費用負担については介護保険料段階により決まっているので所得の高い方は補助額少ないということになります。

多摩市

おむつ支給等事業内容について

対象

多摩市に住所を有し、かつ居住している方で、寝たきりもしくは、認知症により、常時失禁等の状態が3か月以上継続し、次の1、2のいずれかに該当する方。ただし、介護保険法に基づく介護老人福祉施設、介護老人保健施設及び介護療養型医療施設にて介護保険施設サービスを受けている方は除きます。

  1. 65歳以上の方で、要介護認定度3、4、5を受けている方、若しくは現在医療提供施設に入院をしており介護認定を受けていない方で、要介護認定度3、4、5相当の方
  2. 40歳から64歳までの第2号被保険者で、主治医から特定疾病と診断されている要介護認定度3、4、5を受けている方

内容

在宅でおむつを必要としている方へ定期的に市で指定したおむつ、パッドを支給または貸与します。ただし、医療提供施設に入院した場合には、入院中におむつの購入に要した費用の一部を助成します。
入院した場合の費用助成は生活保護受給者の方は助成対象外です。

申請は高齢支援課の窓口で受け付けています。郵送による受付は行っていません。また、申請を受け付け決定した月の翌月から対象となります。例としては、5月中に申請・決定の場合、6月分から対象となります。遡って認定しませんのでご注意願います。

費用

支給・貸与については月額8千円を限度とし金額の1割を負担していただきます。また入院期間中のおむつの購入に要した費用の助成は月額7千円を限度に費用の9割を助成します。

支給額が最大8千円までと一番高いです。さらに札幌や福岡とは違い入院中のおむつ購入費の助成もしてくれるのが特徴ですね。

まとめ、3つの自治体を見ましたが、おおむね要介護3以上は必要であること、介護保険3施設に入所していると対象にならないこと、自宅まで配達してくれることというが共通点として挙げられます。介護費用で悩んでいる方はまずは最寄りの自治体に相談してみましょう。

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