ケアマネジャー インフォーマルサービスの活用例

ケアプラン

公的な介護保険のサービスで利用者の支援ができない場合は、インフォーマルサービスの利用をする時があります。インフォーマルサービスの活用例を紹介します。

ケアマネジャーが作成するケアプランにも優先順位があります。

自分が頑張る(自助)

家族や知人が支援する(互助)

医療、年金、介護保険、社会保険制度など被保険者による相互の負担で支援する(共助)

自助・互助・共助では対応出来ない、経済的困窮などに対して最終的に必要な生活保障を行う社会福祉制度のこと。公による負担(税による負担)で成り立ち、生活困窮に対する生活保護、人権擁護などが該当(公助)

まずは自分が頑張れ→それでもだめなら周りの人が助けてあげて→保険料や年金を収めているなら介護保険による介護サービスや年金による経済支援をもらえるよ→それでも生活が苦しい人には生活保護で最低限の生活を守りますよ。という具合である。

そのため、利用者の課題解決にやみくもに介護保険のサービスを勧めていくのはよろしくないと実地指導で注意を受けることもあります。

インフォーマルサービスを利用した事例を紹介

Aさん80代男性。マンションの7階で一人暮らし。2か月前までは妻も同居をしていたが現在入院中。Aさんは要介護1。妻は要介護2。本人はがんの手術後ADLの低下があり。外出は通院の時には知人に頼んで車いすやタクシーの手配をしてもらうか、社協が実施しているお出かけサービスのボランティアを利用している。

毎日訪問介護も利用しており、入浴、掃除、調理をしてもらっている。ヘルパーも毎日利用していたことから負担軽減や代替サービスの利用を進め配食サービスを提案して利用を勧める、元来の偏食があり3日でやめてしまう。煮魚が嫌だ、ケチャップ料理が嫌だ、配達時間の幅がありすぎていやだなどの不満を漏らす。

幸い経済的に余裕があるため近所の居酒屋さんに相談をして夕食だけでも配達ができないかを相談。

出前はやっていないお店であったが、本人のマンションが大通りを挟んで向かいに立地していることもありメニューにあるものなら一人前でも配達してくれることを了解いただける。(本人は体重低下もあったので、まずは食べてもらうことを優先させ、栄養のバランスは度外視した)。

こうして夕食の準備をしなくてよくなったヘルパーの利用回数を減らすことができた。(本人は食事以外でもこだわりが強く同じヘルパーを希望し、だめなら自費でもよいので休みの日に来てほしい等の訴えあり。ヘルパーさんの休みがすべてなくなるためお断りしていた経過がある。)

お金はかかるが地域のインフォーマルサービスは、昨今のコロナウイルスの影響で飲食店も不景気なので新しい業務形態として了解していただけたのは良かったと思っている。

本人が住んでいるマンションは同じ世代の住人も結構多いので同様の困りごとがあるかもしれない。それを商売に出来ないかとも考えているが、社会福祉法人に努める傍ら実施するのは難しそうである。

まずは本人が納得いくサービスにつなげることができたので良かったと。

このように介護保険だけではないインフォーマルサービスを利用できると、少しできるケアマネジャーになった感じがして実に気分が良い。(本人の満足がもちろん最優先ですけど)。

そんなわけで明日も仕事を頑張っていきましょう。

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