同行援護サービス、上手に使いましょう。介護保険とのちがいについて

介護あれこれ

ケアマネジャーをしていて、障がい手帳を持っている利用者さんがいると自立支援事業の同行援護サービスを調整することがあります。普段は介護保険サービスの調整が多いため慣れていないこともありますが、実際調整をしてみて苦戦することがあったので書いていきます。

この記事を読むと、同行援護とは何か?、介護サービスとの違い、お得な利用方法を知ることができます。

同行援護とは?

そもそも同行援護とは?

障害者自立支援法において『 視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等につき、外出時において、当該障害者等に同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護その他の厚生労働省令で定める便宜を供与すること 』とあります。

移動に必要なその他の便宜とは以下のとおりである。

  • 排泄及びその他の食事等の介助
  • その他の外出時に必要な援助

こうしてみるとサービス自体は介護保険と似たような支援ができることが分かります。
違うのはサービスが必要になった理由であったり介護保険の対象にならない年齢であったり、対象となる疾病を持っていないことです。(介護保険では65歳以上か、40歳以上で定められた疾病のある方が、要介護認定を受けることで介護サービスが利用できるようになります)

実際ヘルパーさんが支援を行いますが、訪問介護事業所は介護保険と自立支援法のどちらでも許可を取っている事業を運営している事業所もあります。

 ただ、介護保険、障害者サービスのどちらも利用できる場合は介護保険サービスが優先されるという決まりがあります。

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 視力の低があり、身体的にも障害があり長距離の歩行が困難な方を例にして説明します。

週に一度買い物に行くことを希望されております。視力は弱くてもゆっくり移動して、目を凝らせば商品も選べる方です。
 この方の困りごとを整理すると

  • スーパーまでの移動手段がない
  • 店内では車いすでの移動となるが、自分では操作が難しいため人に押してもらう必要がある
  • 荷物を自分で持てない

介護保険サービスを利用すると

 自宅からスーパーまでの距離3キロで店内では1時間買い物をした場合

  1. 自宅にヘルパーが来る
  2. 一緒にタクシーに乗り込みスーパーへ (自費) 1,150円
  3. 車いすをヘルパーに押してもらう(1時間:身体2 約400円)
  4. 購入商品をかごに入れてもらい持ってもらう
  5. 清算する(自分でできる)
  6. タクシーに一緒に自宅まで戻る(自費) 1,150円

障がいサービス利用だと

  1. 自宅にヘルパーが来る
  2. 一緒にタクシーに乗り込みスーパーへ (福祉有償運) 500~800円くらい
  3. 車いすをヘルパーに押してもらう(1時間:同行援護 約200円)
  4. 購入商品をかごに入れてもらい持ってもらう
  5. 清算する(自分でできる)
  6. タクシーに一緒に自宅まで戻る(福祉有償運送) 500~800円くらい

といった具合に同じサービスを利用しても介護保険だと2,300円かかり、障がい(自立支援法)だと1,200~1,800円くらいで利用できてしまいます。さらに介護保険だとタクシーに乗っている時間はヘルパーに料金が発生しないため自費料金を上乗せされるか、依頼自体を受けてもらいにくくなるということが起こります。

障がいサービスのほうがお得であるといことを伝えたかったのですが、この場合だと介護保険サービスを優先的に利用しなければいけないので障がいサービスは利用できないのです。

裏ワザとしては近隣の介護保険のヘルパー事業所に断られてしまえば、介護サービスでの調整ができなかったことにより障がいサービスを利用することができます。

障がいサービスにもデメリットがあります。それはサービスをしてくれる会社が少ないのです。同行援護を実施するには視力障害の方を支援するためにガイドヘルパーの資格を取らなければならず、ひと手間面どうです、そして利用料金も安いため職員が定着しないのが原因と思われます。ほかの自立支援法のサービス、身体障がい者のサービスや知的障がい者のサービスと比べても視力障がい者のサービスは優先順位が低くされているような気もします。

介護でも障がいでも利用者がお得で有効にサービスを利用できる方法を提案できるように私もサービスの知識や地域のサービス開拓など勉強していかなければならないと思います。

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