第22回ケアマネ試験 過去問解説 問題36

ケアマネ試験 過去問 第22回

問題

バイタルサインについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.痩せているため体温計を腋窩部に密着できない場合には、腋窩部では正確に体温を測定できない。

2.脈の結滞(拍動が欠けること)は、健常高齢者でもよく見られる。

3.大動脈疾患の血圧測定は、左右両方の腕で行う。

4.呼吸数は、聴診器がないと計測できない。

5.バルスオキシメータは、指先から血液を指で採取して測定する。

解説

正解は1・2・3 順位解説する。

1.痩せている人は腋窩部では正確体温を測定できない場合があります。

六訂介護支援専門員基本テキスト 第3巻P49

腋窩検温法:腕を下ろし腋窩に便宜上の体腔を作って検温する方法です。腋窩につくられた体腔の温度を一定の温度に上昇させるためには、少なくとも5~10分は体温計を入れておく必要があります。

痩せていると隙間ができて体腔の温度が上昇しないため正確には測定できないということです。

選択肢1は×。

2.脈の結滞は健常者でもよく見られる。

六訂介護支援専門員基本テキスト 第3巻 P54

不整脈は健康人にもみられることがありますが、多くは心臓拍動の異常のために起こります。指に触れるリズムの異常としては結滞があります。

心拍の一つがリズムを乱して早く起こり、その次の心拍は平常のリズムで起こるため、あたかも脈拍が飛んでしまうように触知されるのが結滞です。

結滞はリズムの乱れで、健康人にもみられるとの記載があるため、選択肢2は〇。3

3.血圧には左右差があり左右差が大きくなりやすい病気では左右両方の腕で測定を行う。

通常左右の腕の血圧には多少の差があり、右側が高いことが多い。左右差がありすぎると、低い方の血圧を示す腕の動脈の血流が、悪くなっていることを示すことがあります。

大動脈疾患や片麻痺など血圧に左右差が見られることがあるので白湯両方の腕で血圧を測定する。選択肢3は〇。

4.呼吸数は聴診器以外でも図れます。

呼吸数の測定は、目視や聴診器のほか、心電図で判断する方法などもある。通常、心身ともに安静な状態で測定する。歩行や入浴、各種処置でどのように変化するかを見る場合もある。

目視や心電図でも呼吸数を測定できる。 ちなみに安静時の健康な成人の平均的な呼吸数は、毎分12~20回とされている。選択肢4は×。

5.問題の記述は血糖値を測定するときに使用する採血用穿刺器具の説明です。

皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。赤い光の出る装置(プローブ)を指にはさむことで測定します。

選択肢5は×です。

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