第22回ケアマネ試験 過去問解説 問題38

ケアマネ試験 過去問 第22回

問題

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.インフォームド・コンセントは、治療にかかわるものなので、検査には必要とされない。

2.認知機能が低下している場合には、本人への治療方法の説明は省略する。

3.指定居宅介護支援事業者は、あらかじめ、利用者又はその家族に対し、入院する場合には、担当の介護支援専門員の氏名及び連絡先を入院先に伝えるよう求めなければならない。

4.認知症高齢者では、生活や療養の場所が変わることが心身の状況に悪影響を及ぼすおそれがある。

5.入院時情報連携加算は、指定居宅介護支援事業者が、その利用者が入院した医療機関に対し、ファックス等で情報提供した場合でも算定することができる。

解答

正解は3・4・5である。

選択肢1の解説  ×

インフォームド・コンセントについての設問。知っていれば簡単。テキストにはこう書いてあります。

六訂介護支援専門員基本テキスト 第3巻 P170

患者本人が、検査結果や診断を聞き、その後の検査や治療について自分の意思で医師の説明に同意し、決定するという過程が重要視されています。これをインフォームドコンセントといいます。

上記の記載通り、インフォームド・コンセントには検査にも必要されると書いてあるため選択肢1は×です。

選択肢2   ×

・認知症の患者には治療の説明をしなくてもよいかという設問。一般常識的に間違いなため解説文を見つけるのは難しい。広い解釈でいうとこの部分。

六訂介護支援専門員基本テキスト 第3巻 P172

今後は患者へ十分な情報を提供し、可能な治療法の選択肢の中から患者自らの責任で治療法を選択することが原則であり、重要です。介護支援専門員は、その立場から第三者的にアドバイスをすることができます。

説明は認知症があってもなくても原則として本任意しなければならない。家族や介護者も一緒に話を聞き、本人の理解を助けるてもらう必要がある。

選択肢3   〇

平成30年の制度改正でつかされた事項です。

 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第4条の3

指定居宅介護支援事業者は、指定居宅介護支援の提供の開始に際し、あらかじめ、利用者又はその家族に対し、利用者について、病院又は診療所に入院する必要が生じた場合には、当該利用者に係る介護支援専門員の氏名及び連絡先を当該病院又は診療所に伝えるよう求めなければならない。

基準そのままである為、選択肢3は〇。

選択肢4   〇

認知症の発症前後の社会的状況の問題。

六訂介護支援専門員基本テキスト 第3巻 P127 図1-6-4

入院15.7%、家族との離死別9.2%、家族内での役割がない8.8%、引越し7.8%、退職5.2%

入院と引越しで23%を超える要因である為、生活や療養の場所が変わることが心身の状況に悪影響を及ぼすおそれがあるといえる。

選択肢5   〇

入院時連携加算の問題。平成30年の改正で変更になったところが問われている。以前は直接情報提供することで200単位。その他の方法、郵便やFAXでの提供だと100単位であったが、30年以降は入院後3日以内に提供だと200単位、7日以内だと100単位で情報提供の方法は問われなくなった。そのためFAXでも算定はできる。

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ニ

入院時情報連携加算

注 利用者が病院又は診療所に入院するに当たって、当該病院又は診療所の職員に対して、当該利用者の心身の状況や生活環境等の当該利用者に係る必要な情報を提供した場合は、別に厚生労働大臣が定める基準に掲げる区分に従い、利用者1人につき1月に1回を限度として所定単位数を加算する。ただし、次に掲げるいずれかの加算を算定している場合においては、次に掲げるその他の加算は算定しない。

イ 入院時情報連携加算(Ⅰ) 200単位

ロ 入院時情報連携加算(Ⅱ) 100単位

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について 12

入院時情報連携加算について
(1) 総論
必要な情報」とは、具体的には、当該利用者の入院日、心身の状況(例えば疾患・病歴、認知症の有無や徘徊等の行動の有無など)、生活環境(例えば、家族構成、生活歴、介護者の介護方法や家族介護者の状況など)及びサービスの利用状況をいう。当該加算については、利用者一人につき、1月に1回を限度として算定することとする。また、情報提供を行った日時、場所(医療機関へ出向いた場合)、内容、提供手段(面談、FAX等)等について居宅サービス計画等に記録すること。なお、情報提供の方法としては、
居宅サービス計画等の活用が考えられる。
(2) 入院時情報連携加算(Ⅰ)
利用者が入院してから3日以内に、医療機関の職員に対して必要な情報を提供した場合に所
定単位数を算定する。
(3) 入院時情報連携加算(Ⅱ)
利用者が入院してから4日以上7日以内に、医療機関の職員に対して必要な情報を提供した
場合に所定単位数を算定する。

まとめ、

1番は常識的に知っておくべきこと。 

2番は利用者本位の立場に立てば省略できるとは思う方が不思議。

3番は家茉奈根になれば絶対知っていることだが、ケアマネでない人は勉強しないとわからないこと。

4番は認知症あるあるなので、介護上がりなので間違えないはず

5番は3番同様知らないとわからないこと。ただ平成30年に代わったばかりのところなので勉強はしておいてほしい。

1の×、2の×4の〇がわかっていれば3と5は必然的に〇になるとわかります。

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