第22回ケアマネ試験過去問解説 問題40

ケアマネ試験 過去問 第22回

問題

高齢者の疾患との特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.慢性の疾患が多い。

2.加齢に伴う個人差は少ない。

3.一人で多くの疾患を併せ持っている。

4.予後は社会的要因に影響されない。

5.症状は否定形的であることが多い。

解答

1・3・5

東京都医師会のHPに参考になる箇所がある。

高齢者の疾患の特徴
一人で多くの疾患をもっている
個人差が大きい
症状が非定型的である
④水・電解質の代謝異常を起こしやすい
慢性の疾患が多い
⑥薬剤に対する反応が成人と異なる
⑦生体防御力が低下しており、疾患が治りにくい
患者の予後が医療のみならず社会的環境に大きく影響される

選択肢1  〇 黄色のマーカー部分

高齢者は慢性疾患が多い。慢性疾患は治療や経過が長期にな疾患のことで、糖尿病や高血圧など生活習慣病によるものと、腎疾患、リウマチ、呼吸器疾患などがあげられる。

選択肢2  ×  グレーのマーカー部分

高齢者の疾患では個人差が大きいことが特徴である。歳をとったらみんなが病気にかかるわけではないが、後述するように一人で複数の病気を持つ人なども多くなる一方で、元気に過ごされている方も多いため個人差は大きくなっている。

選択肢3  〇  緑のマーカー部分

高齢者は一つの病気にかかるだけでなく、一人で多くの病気をかかえることが多くなります(多病)。この理由は、「老化の理解」の「老化に伴う人体諸臓器の変化と関連する老年疾患」で述べているように、老化に伴う生理的変化がストレスによって病気という領域に進みやすいことがあります。
 たとえば、糖尿病は若いときには高血糖だけが問題ですが、70歳以上になれば視力低下(網膜症、白内障)、腎機能低下(腎症)、しびれなどの神経障害(神経症)、下肢の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)、脳梗塞など複数の病気につながります。最近では認知症のリスクを高めることが知られています。
 さらに、身体活動が低下したり、寝たきりになるとふえる病気として、低栄養、床ずれ(褥瘡〈じょくそう〉)、尿失禁、誤嚥(ごえん)などがあります。
 高齢者に多い症状、所見を「老年症候群」といいますが、入院高齢者では年齢を10で割った数ほどの症状が出てくるといわれています。老年症候群は、急性疾患関連、慢性疾患関連、廃用症候群関連の3つに分けることができます。

選択肢4  ×  青マーカー

選択肢の通り。高齢者の予後は置かれている経済状況、家屋状況、介護状況、地域とのつながりなど、社会的要因によって大きく影響します。

経済的理由で治療の範囲が限られたり、家屋状況や介護力が不足している影響で自宅での生活ができなくなる方もいるため社会的要因は関係がある。

選択肢5  〇  赤マーカー

高齢者は一人で複数の疾患にかかることが多いため、非定型的な症状を呈することがある。また認知症の症状により症状を伝えられずにリう場合もある。

テキストには回答が記載されていない選択肢が多いが、1と3は感覚的に選べるであろう。

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